複合乳酸菌BARUneo

複合乳酸菌BARUneoとは

自然の力で環境改善をサポートする「複合乳酸菌BARUneo」

複合乳酸菌BARUneoは、自然由来の微生物を活用して開発された高機能乳酸菌です。新芽の茶葉や野生のハーブから採取された新種の微生物を基に、酵素や枯草菌などを組み合わせて丁寧に培養されています。

この製品は、10年以上の開発実績があり、日本・中国・韓国を中心としたアジア各国で導入・実証されてきました。人間や動植物に対して無害で、体内への残留もないことから、安心して使用できる点が特徴です。
また、持続可能な農業や生活環境の改善に貢献する乳酸菌製品として、注目を集めています。

複合乳酸菌BARUneoに生きる微生物と有益な機能

微生物(同定結果) 有益な機能
細菌類 ラクトバチルス・パラファラギニス
  • 消化を手伝い、ほかの有害細菌からの感染を防御
  • 農作物の栄養分の吸収を手伝い、疫病を予防
ラクトバチルス・パラカゼイ
  • 抗癌能力が良く、大腸菌の活動を抑制
  • ホスファターゼ酵素を生成して作物生育に重要な役割
ラクトバチルス・ブフネリ
  • 酸や熱に強く、生長条件の範囲が広い
  • 胃潰瘍と胃癌を予防
ラクトバチルス・ハルビネンシス
  • 酸や熱に強く、生長条件の範囲が広い生長温度の範囲が広い
  • 安定的な抗菌作用を維持
ラクトバチルス・バクシノステルカス
  • 家畜沈殿槽のpHを下げ、家畜ウイルスや病原微生物の死滅と増殖を抑制
  • アンモニアや硫化水素といった悪臭を低減する効果を持つ
ラクトバチルス・ラムノサス
  • 有害菌が出す毒性物質を減少
  • 抗体を生成する免疫系での重要な役割
アセトバクター・ロヴァネンシス
  • 重金属の除去に効果的
  • 毒性、放射性物質、農薬成分を酸化する効果がある
アセトバクター・ペルオキシデンス
  • 下水や浄化槽内の細菌によって生成される悪臭のあるアンモニアを除去するのに効果的
  • 酸化により環境ホルモンを除去します
酵母類 サッカロミコプシス・スコーニ
  • 発酵時の代表的な酵母菌
  • 酸味やうま味の要因
アセトバクター・ペルオキシデンス
  • 無胞子性の真菌
  • 人体の口腔と消化器官で消化を手伝う

GSL NEO JAPANの取り組み

GSL NEO JAPANでは、このBARU複合乳酸菌を種菌として培養した製品「複合乳酸菌BARUneo」を提供しています。 私たちは、「自然の力で自然を整える」という考えのもと、農業・畜産・水産の各分野において、

  • 土壌改良
  • 作物の生育促進
  • 病害虫の抑制
  • 水質汚濁改善
  • 自然環境の保全

といったさまざまな課題の解決を支援しています。

複合乳酸菌BARUneoの活かす力

農作物の生育促進・付加価値向上

近代農業では、化学肥料によって作物の成長が促進される一方で、気候変動など環境条件の変化によって害虫の発生も増加する傾向があります。その結果、農薬散布が必要となり、環境や健康への悪影響を招く“負のスパイラル”に陥ることも少なくありません。
しかし本来、健康な土壌には何万種もの虫や微生物が存在し、自然な形で肥沃な土を形成しています。

複合乳酸菌BARUneoの力によって、「収穫量と品質の向上」「 作物の健やかな成長を促進」「病気や害虫の発生を抑制」、を化学肥料や農薬に頼らない方法で実現することが可能です。
また、劣化した土壌の改良にも優れており、高付加価値な農業や環境負荷の少ない持続可能な農法を支えるパートナーとして注目されています。

複合乳酸菌BARUneoは、農業の効率化にも、作物の高付加価値化にも有効なアプローチを提供します。農業規模・栽培方法・品目・収益モデルなど、あらゆるテーマにおいて新たな可能性に挑戦するお手伝いが可能です。
GSL NEO JAPANでは、田舎地方型農業と都市型農業、両者とも重要市場と考えて、皆さま方の要望に沿えるように努力してまいります。

農業における「複合乳酸菌BARUneo」活用例

土壌改良としての散布

微生物の働きで土壌の微生物環境を整え、根張りを良くし、病気に強い土壌をつくります。

葉面撒布

病原菌の繁殖を抑制し、葉の健全な成長を助けます。

灌水への投入

根圏に直接有効菌を届け、根の健康を保ちます。

堆肥の投入

良質な発酵を促すことで、病原菌の抑制や臭い対策にも。

農業における
実地試験レポート(PDF)

家畜の生育環境改善

豚や牛は、コンクリート床の養豚場・牛舎で飼育されることが一般的です。しかし、糞尿が排出溝に溜まりやすく、衛生環境は悪化しがちです。その結果、病原菌や寄生虫が繁殖しやすく、家畜は常に病気のリスクと隣り合わせの状態に置かれています。
複合乳酸菌BARUneoを活用することで、「劣悪な飼育環境の改善」、「悪臭の除去」、「家畜の成長促進」、「肉質の向上」、「へい死率の低下・生産量の増加」といった多くのメリットが期待できます。

さらに、複合乳酸菌BARUneoを導入した畜舎で育った豚・牛の糞尿は、従来よりも臭気が抑えられ、高品質な有機堆肥として再利用可能になります。このような取り組みは、畜産業におけるサステナブルな循環型社会の実現を強力にサポートします。環境にやさしく、家畜にも人間にもやさしい畜産のかたち――それが、「複合乳酸菌BARUneoが目指す未来」です。

畜産における「複合乳酸菌BARUneo」活用例

飼料や飲水への投入

腸内環境を改善し、免疫力を向上します。成長促進、下痢や病気を予防します。

舎内・糞尿処理への散布

畜舎内の悪臭を軽減し、有害菌を抑制、糞尿の分解を促進します。

雛や子牛など幼獣期の導入

繊細な時期の免疫強化と病気予防を助けます。

養殖魚の生育促進・経済性向上

近年、気候変動や乱獲の影響で天然魚資源が減少しており、持続可能な食料供給の観点から魚の養殖へのシフトが求められています。しかし一方で、養殖業には「魚の餌となる小魚を大量に消費しており、海の資源を奪っている」「非効率的な魚資源の利用方法ではないか」といった課題も指摘されています。
複合乳酸菌BARUneoは、「水中のアンモニア(NH₃)や亜硝酸(HNO₂)を低減し、水質を改善」、「抗生物質を使わない健康的な魚の飼育(無抗生剤飼育)の実現」、「魚の成長促進とへい死率の低下による生産効率の向上」、「生産量の増加と収益性の改善」といった効果により、天然魚資源の減少という社会課題に対する有効なソリューションとして、注目を集めています。

水産養殖業における「複合乳酸菌BARUneo」活用例

養殖水槽・池への定期的な投入

水質改善(アンモニアや硫化水素など有害物質の分解)、病原菌の抑制、藻類バランスの安定化を促進します。

飼料への投入

腸内環境を整え、免疫力を高め、成長促進を図ります。

稚魚・稚貝育成期での使用

病気に弱い幼生の健全育成と死亡率を低下させます。

排水処理・循環システム内への導入

排水処理施設やRAS(陸上循環型養殖)での水質維持とコスト削減をサポートします。

環境そのものを改善する

複合乳酸菌BARUneoに含まれる多種の有用微生物(乳酸菌・酵母・枯草菌など)は、「有機物の分解促進」「腐敗菌の抑制」「酸素消費の抑制」、「藻類バランスの改善」といった作用により、河川や水路、ため池などの悪臭除去や水質浄化に寄与します。
さらに、自然由来の乳酸菌であるため、生態系にやさしく、環境への負荷を抑えた形で使用することが可能です。繰り返しの使用により微生物が水環境に定着しやすくなり、持続的な浄化効果も見込めます。

複合乳酸菌BARUneoのヒミツ

優秀な生存力&即効性・持続性を両立

複合乳酸菌BARUneoは、複数の乳酸菌・酵母・枯草菌などを共生的に培養しているため、それぞれの菌が持つ生存力や機能が相互に補完・強化されており、単一菌とは比べものにならない「生き抜く力」を発揮します。
また、複合乳酸菌BARUneoは、活性状態で出荷されており、菌同士の相互作用や酸や酵素による物理的な即反応により、非常に早い即効性と長い持続性を両立できます。

複合乳酸菌BARUneoの生存力と即効性・持続性

pH耐性

酸性~弱アルカリ性まで幅広いpH環境に適応するため、
・ヒトや動物の胃酸を通過して腸まで届きやすい
・酸性土壌や有機物の多い水域でも活性しやすい
などの特徴があります。

温度耐性

幅広い育成温度(-20℃~96℃)で活動可能なため、
・常温でも活動し、冬場や低温でも徐々に定着できる
・環境によって活発な菌が切り替わる「分業型」で働く
などの特徴があります。

乾燥・貯蔵耐性

胞子形成菌を含むため、
・乾燥や保管にも強く、粉末や液体資材として安定保存が可能
・飲用・飼料・土壌散布など、形態に合わせた多用途展開が可能
などの特徴があります。

抗菌耐性ではなく『共生力』の強み

他の微生物(有用菌や常在菌)と競争ではなく共生できる性質があるため、
・菌同士の代謝促進により投与直後から爆発的に繁殖する
・多種類の代謝産物を同時生成するため、多機能な効果が期待できる
・定着しやすく、長期にわたって効果が持続する
などの特徴があります。

他の微生物資材との比較

項目 一般的な乳酸菌 複合乳酸菌BARUneo
発酵スピード 2〜5日 半日〜1日
生成物の種類 乳酸が主 酢酸・クエン酸・アミノ酸類・ビタミンB群・天然抗酸化物質など
生産環境耐性 弱い 強い

各分野での活用例

分野 具体例 複合乳酸菌BARUneoのメリット
農業 発酵肥料作り、土壌改良 短期間で堆肥発酵が進むため、すぐ使える資材ができる。
畜産 発酵飼料・悪臭対策 飼料発酵が早く、安定した品質で生産向上を図れる。
水産 水質悪化対策 有機物を素早く分解し短期間で酸欠・悪臭を改善できる。
環境 汚水・汚泥処理 酵素生成により、有機物分解が早く、短期で浄化できる。

強力な抗酸化力 と高い安全性

複合乳酸菌BARUneoは、自然のメカニズムを活かしたバイオテクノロジーのひとつとして、化学処理や抗生物質に頼らない次世代型の抗酸化・浄化手段と言えます。

抗酸化とは?

体や環境の中で発生する「活性酸素(フリーラジカル)」を除去する働きのことです。活性酸素は、老化、病気、腐敗、酸化臭の原因になることが知られています。

複合乳酸菌BARUneoの抗酸化力のメカニズム

1

BARUに含まれる複数種の乳酸菌・酵母・枯草菌が、それぞれ異なる代謝物を生成します。

2

その代謝物(※乳酸・酵素・アミノ酸・ポリフェノール様物質など)が活性酸素を無害化します。

3

細胞の酸化ストレスを軽減し、健康や環境の保全に貢献します。

複合乳酸菌BARUneoの安全性

安心の原料・培養法

使用される菌はすべて「食品由来・自然由来」であり、「化学薬品や合成成分を含まない」ため、無毒・無刺激性。ヒトや動物への経口投与も可能です。また、放射線・遺伝子操作などは一切行わず、伝統的な「自然発酵法で製造」しています。

食品・動物・環境への広い応用性

家畜・ペットへの経口投与による下痢予防・腸内環境改善をサポートするだけでなく、水環境や農地への散布による有害残留の報告もありません。また、ヒト用の健康飲料、サプリメントとしても使われています。

取扱商品一覧

複合乳酸菌BARUneoシリーズ

複合乳酸菌BARUneo 農業用

  • 1L

    2,000円(税抜)

  • 10L

    13,000円(税抜)

  • 20L

    19,800円(税抜)

複合乳酸菌BARUneo 畜産用

  • 1L

    2,000円(税抜)

  • 10L

    13,000円(税抜)

  • 20L

    19,800円(税抜)

複合乳酸菌BARUneo 水産用

  • 1L

    2,000円(税抜)

  • 10L

    13,000円(税抜)

  • 20L

    19,800円(税抜)

複合乳酸菌BARUneo 環境用

  • 1L

    2,000円(税抜)

  • 10L

    13,000円(税抜)

  • 20L

    19,800円(税抜)

培養装置

標準型Comlex

オープンプライス

40フィートコンテナ(小型)

オープンプライス

※写真は標準型Comlex

GSL NEO JAPANの生産体制

複合乳酸菌BARUneoの生産工程

採取

当社では、GSL-BIOの独自技術で熟成・発酵した元菌(種菌)を使用しています。

培養

元菌(種菌)に 乳酸菌、酵母菌、枯草菌など有用な数十種類の微生物を配合し、複合微生物として培養します。

生産

BARU複合乳酸菌を自動制御で大量増殖させることで、1日生産量「約20t」が可能です。

自動生産システム

自動生産システムの導入により、安定した培養環境、高い生産効率を実現しています。